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TCB Jeans

TCB Jeans_No.2 Blouse 1890

TCB Jeans_No.2 Blouse 1890

通常価格 ₩430,000 KRW
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1890年代生地の再現と、井上氏の妄想により完成した”No.2 Blouse 1890”

1890年代の最上級ではないNo.2の生地ということは、綿質や糸の形状も雑だったのでは?という想定の元、

綿はタテヨコ共にテキサスコットン。産業革命以降、白く、滑らかで、扱いやすく進化した現代のコットンをまず”くすませる”べく染色。

激しい縦落ち感を再現するべく、5種類の糸を混ぜているそうです。

経糸(糸は数字が小さくなるほど太くなる)
6番:スラブ長めの弱いムラ
7番:スラブ強めで(6番や8番に比べて倍のムラ)
8番:スラブ長めで弱いムラ
3番:TCB1890(ファンシーヤーン)Vintageに入ってた太い糸の繊維を化学的に分析し、異原糸を再現したTCB完全別注糸

緯糸
10番:石川機で出来る天然のムラ

製品を裏返すと、生地端から糸が盛大にフサフサしております。いつものギャロ検品ですと、全ての余り糸はポケットの中まできれいに糸摘みされるのですが、今回は敢えて切らないように保存しております。※製品の狙いとは別の、明らかに不要な糸については糸摘みしております。

この盛大にフサフサしている糸を見れば5種類の糸がおわかりいただけるかと思いますので、手に入れられましたら是非裏返して、どれがどの糸かの判別をお楽しみください♪

出来上がった5種類の糸は井原の力織機と職人さんの手により織り上がりますが、、、

『基本的に織機の設定をする時に糸が太いなら太い用の設定、細いなら細い用の設定をすれば問題ない。ただ今回の生地は経糸だけで4種類も使うもんだからバランスを取るのが非常に難しい』

ただでさえ大変時間のかかる力織機での生地生産で、この無理難題。仕上がった生地には職人さんのプライドさえ感じます。

織り上がりの生機の状態で9.8オンス洗って縮むと目が詰まって11.4オンスとのこと。

確かに軽い!シャツよりは厚く、Gジャンよりは薄いので、長い期間活躍できそうです。

シルエット】
袖付けが真っ直ぐで、袖丈が短めということで、肩が落ちる野暮ったさの残るシルエットです。オーバーサイズになりすぎることなく肩落ちの緩いシルエットになりますので、古すぎる仕様ですが逆に今っぽいという不思議なことに。ファッションやトレンドは巡り、廻るということかもしれません。

【贅沢セルビッジ仕様】
耳も至る所で使われており、襟裏、ウエストバンド、前立て、後る身頃脇、大袖と小袖をつなぐ部分とジャケットで直線的な箇所はこれでもかと耳を使われるのも面白い所です。シングルステッチの時代なこともあり、生地の端処理もされていないのでアームホールや肩、前ヨークが切りっぱなし仕様になります。贅沢なのか、大雑把なのかでいうと、裁断の手間が減るから真っ直ぐ生地を使う部分は生地端を使おうという後者の理由だと思われます。そもそもセルピッジに価値があるとは当時は考えられていなかったでしょうね。

【付属】
リネンパッチ、シンチ金具、リベットはJeansと同様です。この時代のバックシンチは資料を確認すると必ず金具が右側に付いてるのでTCBのBlouseも右側に取り付けています。パンツはというと年代らず左側についているのが基本ですので、ここも少し謎が残ります。
ですが、1880年代のBoss of the road のブラウスを参考にしたGood Luck Jacketを2023年に作りましたが、そのカフスは左右の留めが同じ向きでした。洋服作りの当たり前が積み重なり、今の常識になっているんだと思うと歴史の重みを感じます。

【サイズ】

デニムジャケットのサイズ選びは肩幅で選んでいただくのが基本ではありますが、今回のジャケットは肩幅が広く、袖が短めのシルエットのため、裄丈で選んで頂くのが確実です。 お持ちのデニムジャケットの肩幅平置き÷2+袖丈を比較し、その数値が近しいサイズをお勧めします。 ジャケットはアームホールも太く、肩が大きく落ちるようなシルエットとなりますので、タイト目ジャストよりも程よくゆとりがあるサイズをお勧めします。もし50's JacketやS40's Jacketをお持ちであれば、同サイズで程よく緩い良いサイズという具合です。 

以上、TCB HPより一部抜粋しつつ、やや簡潔にまとめてみました。

ボタンホールが縦穴でなんとなくはめにくかったり、珍しく袖丈が短かったり、本当に縦落ちがすごそうな楽しみな雰囲気で、130年も前の衣服の再現となると、細かい驚きがあって単純に楽しい商品です。

薄手のGジャンは前作のGOOD LUCKで経験しておりますが、本当に便利ですよ。

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